我が家にハリオがやってきた!コーヒーのミルを選ぶ時に気を付けたい5つのポイント(まとめ)
大昔にフィリップス社製電動ミルを買ったものの、使ったのは新婚時代だけで、長らく放置してありました。
最近また珈琲豆を買うようになり、より美味しくコーヒーを飲むために使っていましたが、電動ミルの回転刃では均一に挽いたり、いつも同じように挽くのが難しいので、手間のかかる手動ミルに変える決心をしました。
あれこれ調査の結果、選んだのはガラス製品メーカーの
ハリオ セラミックコーヒーミル・スケルトンMSCS-2TBです。
分解されたパーツの状態で箱に入っていますが、組み立ては至って簡単です。
ハリオのセラミックコーヒーミル・スケルトンMSCS-2TBを選ぶまでには紆余曲折がありました。
下の粉受け部分が木で出来ているクラシックタイプのミルを一度使ったこともあります。
クラシックタイプは見た目にはインテリアとしておしゃれなのですが、ホッパー(コーヒー豆を入れる部分)の蓋がないので、挽いていると弾けた豆が飛び出してきて、机の上が豆とチャフだらけになってしまいました。
つまり、
ホッパーに蓋が付いていることが1番目の条件です。
左下に見えているのが蓋です。
豆を挽くにはある程度の力をいれますが、回転させるハンドルが長い方が、てこの原理で軽く挽くことができるので、
ハンドルが長い機種が第2の条件です。
挽き終わると豆の粉やチャフ(薄皮)の破片が臼やストッカー部分に付着します(どのタイプでも多かれ少なかれあります)が、 プラスチック製部品が多いと、これらが静電気で吸い付いてしまってなかなか取れません。そこで、
本体はできるだけプラスチックを使っていないことが3つめの条件です。
臼やその取り付け部分に力がかかりますから、長年使っているとガタがきて『キイキイ』と音がすることがあります。
丈夫な素材で作られており、しかも簡単な構造であることが4つめの条件です。
使っていると部品を破損したり、紛失したりすることもあるので、長く使うには、
交換部品の入手が可能なメーカー製であることが5つめの条件です。
こうしたことを考えながら、カリタ、メリタ、ハリオのカタログを見比べ、ハリオのセラミックコーヒーミル・スケルトンMSCS-2TBに決めました。
ハリオからもこの機種の他に様々な機種が発売されています。
安い物を買ってすぐ使えなくなるのも困ったものですが、さりとて予算との兼ね合いもありますよね。
その点からも、このセラミックコーヒーミル・スケルトンMSCS-2TBは、メーカー希望小売価格が3000円と
手頃なお値段で買うことができるのも大切な条件です。
他の機種に比べてデザイン的に洗練されているとは言い難いですが、豆を挽く時ある程度の力でハンドルを回すので、もう一方の手で本体をしっかりホールドしておかなければならず、その点でもこの機種はくぼんでいるのでしっかりとホールドしやすいです。
さらに、机の上でガラスのストッカーが滑らないよう、シリコンゴムの底カバーまで付いているのはグッドです。
見た目もよく、よりスリムなハリオのMSS-1Bは値段もさらに手頃なのですが、ホッパーやストッカーに入る豆が2杯分しかなく、普段マグカップ2杯分を淹れる私には小さすぎますね。
その点MSCS-2TBは、
粉が100gも入るガラス製ストッカーで、蓋も付いて保存にも対応できます。
(普通は挽いたらすぐに抽出するので使いません)
挽く細かさは、どこのメーカーも同様にネジで臼の上下間隔を調整するのですが、ハリオ製はいずれもそのネジがきちんと露出していて、障害物がないので指で回しやすいですね。
挽き具合の調整ネジ部分が回しやすいことが8番目の条件です
実際に挽いてみると、思ったよりもスムーズに回転し、メジャーカップ3杯分を1分ほどで挽き終えましたた。
挽いてみました。 良い香りですね。 電動ミルの場合は、回転刃が回る風圧で軽い豆が上に舞い上がってしまい、まんべんなく挽こうとすれば細挽きになってしまいがちです。
時間を短めにすれば今度は粗挽き過ぎてできあがりのコーヒーがアメリカンになってしまいます。
また、押す時間で挽き度合いを一定に保つのは慣れても難しいものです。
MSCS-2TBは、メンテナンス性にも優れていて、臼部分はセラミックで、ストッカー部分がガラスなので、普段はその必要はありませんが、水洗いもできるのも売りの一つなのです。
また、中煎り程度の豆であれば、いい具合に臼部分に雑味を生み出す元凶であるチャフ(渋皮のようなもの)が残っていて、軽く吹くだけで取り除く事ができます。
掃除は電気店で買った静電気防止のパソコンキーボード用の刷毛を使っています。
これは400円程度と安いものですが、使うときに刷毛を出せる仕掛けで、衛生的であると同時に便利です。
コーヒーミルを選ぶ際のポイントをまとめると、
1.ホッパーに蓋が付いていること
2.ハンドルが長く、もう一方の手で本体をしっかり押さえやすいこと
3.少人数から大人数にも対応できること
4.メンテナンスや部品交換・補充に対応できる簡単で丈夫な構造
5.プラスチック部品を多用せず、それでいて高くないこと
結論。 おいしいコーヒーを愉しみたい人には、これは買いです。
セラミックコーヒーミル・スケルトンMSCS-2TB ハリオ製の仕様
丸洗いができるセラミックコーヒーミル・スケルトンMSCS-2TB ◎臼はセラミック製、金属部はステンレスを使用していますので、丸洗いができます。 ◎フタをすればコーヒー粉の保存容器になります。 ◎ミル本体はフタの上に重ねられるので、小スペースで収納できます。 ◎滑り止めカバー付きなので安定してコーヒー豆を挽くことができます。 ◎フタ・ホッパー・グリップ:ポリプロピレン ◎臼:セラミック ◎ハンドル一式:ステンレス ◎滑り止めカバー:シリコーンゴム 本体は耐熱ガラス製で、熱湯消毒がOK。コーヒー渋がつきにくく清潔。 挽いた後は、冷蔵庫で2~3日保存が可能。モーターの熱による酸化が少なく、おいしさが長持ちします。